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主に音楽と声優について西東京から発信します

南條愛乃が僕たちの手からサイリウムを手放させる日(後編)

この記事はラブライブ! Advent Calendar 2016 - Adventarの2日目の記事として更新されました。

 

この記事は後編です。 ↓ 前編はこちら ↓

amadamu.hatenablog.com

 

南條愛乃さんについて書いている今回の特集。前回のまとめはこんな感じです。

南條愛乃さんの3rdアルバム『Nのハコ』制作までのエピソードはこんな感じです。

南條愛乃さんのアーティスト活動はμ'sメンバーのなかでも特異です。

③"南條愛乃はFantasy"だけじゃない。

 ここからは、2項目と3項目の「ライブ参加者に対して楽曲への100%の理解を求めること」「作品において自己を絶対化しないこと」について解説していきます。

 

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オタクライブにありがちなこと

皆さんは「普通のアーティストと声優さんのライブの違いは何か」と問われて何を思い浮かべますか?オタクがうるさい、わかります。タイガーファイヤー、*1 わかります。声優さんは可愛い、それもわかります。しかし多くの場合、その明らかな違いは「サイリウムやペンライトの使用」に関してだと思われます。基本的にあれらの「光る棒」は声優さんのライブのみで見るものであり、多くのアーティストのライブでは使用を禁止されていることがほとんどです。「オタクが叫び、オタクが跳び、オタクが光る。」サイリウムの光を介して、隣にいるオタク、会場にいる全員、そしてステージの上のアーティストと共に心と体を動かして一体化することが声優イベントの特徴だと私は考えます。

 

 

「ペンライトの光を消してください」

2016919日、神奈川県はパシフィコ横浜国立大ホールにて5000人のファンを集めた「南條愛乃 LIVE TOUR 2016 N”」が開催されました。初回の名古屋を皮切りに、福岡や大阪といった地方都市を巡ってからの4公演目となったパシフィコ横浜公演。*2南條さんの約1年ぶりのツアーを関東地方のファンは大変心待ちにしていたと思います。そして開演。会場を心地よい暗闇が包んでいく中、ステージの中央へ光が照らされたのと共に、オープニングナンバー『きみからみたわたし』のエレクトロニカなメロディーが流れ始めました。幕が下りたまま、その後ろで南條愛乃の声が優しく生まれ、会場にしっとりと響いていき、彼女の後ろに設置されたいくつも連なる球体状のLEDの照明も相まり、アルバム、ライブ、彼女の織りなす幻想的な世界観へと聴き手は導入されていきます。 続く『灰色ノ街ヘ告グ』で観客のボルテージがブチ上がり、MCを挟んだのちに新曲『Oh my holiday!』と2ndアルバムでもとりわけ人気の『Recording.』が披露され、客席にも熱い空気が流れる。そんな熱気のなか、彼女はMCでこう話しました。

次からはちょっとだけしっとりとした曲をやるので、座ってペンライトを消してもらえますか?

なんと満員のパシフィコ横浜に集まった5000人を座席に座らせ、ペンライトの光まで消させたのです。サイリウムの光が消えた客席は暗闇が包み込み、その光景に会場で唯一スポットライトを浴びた彼女は「すごい!2階席、3階席はマジで闇だ!」とはしゃいでいました。そんなゆったりとした空気のなか、今回のライブにおいて最も注目すべきバラードコーナーの開始が告げられました。1曲目の『ヒカリノ海』での光景はこのように伝えられています。

天井からつるされ、上下に揺れるいくつもの照明が、ときに貴方にも、漂う波のようにも見える。 

出典: 声優グランプリ 2016年12月号 特集

今回のツアーを象徴しているかのようにステージの上に掲げられた「N」のLEDですが、これが『ヒカリノ海』の際には背景いっぱいに広がり、波のように静かに揺れ、見るものに心地よい空間を与えました。 

海の泡の中 生まれた意味を知る
訳もなく溢れ出す 涙に嘘はない

波のやさしさに 少しだけ甘えて
今、夢へ漕ぎ出そう そこは光の海

波のやさしさは すべてを受け止めて
今、愛で満ちてゆく それは光の海

歌詞の内容とリンクするように無数に散りばめられたLEDは時に静かに揺れ、時に静止し実際の演奏時間以上にゆったりとした時間の流れを生み出していました。メロディーや「涙」といったワードなどから、ファーストインプレッションでは「悲しい曲」だと思われがちですが、決してそうではありません。先ほど掲示したのは楽曲にサビにあたる部分のリリックの引用ですが、物語の主人公は涙を流しながらも、生きる強さを胸に海へと漕ぎ出します。それに呼応するかのように海も彼女のことを受け入れるといった内容です。そんな楽曲を彼女は「光の海」のなかで歌い上げました。決して南條愛乃だけにスポットが当たるのではなく、ステージ全体をまるでひとつのキャンバスに扱い、我々の目の前に「光の海」を再現し、楽曲の持つイメージを視覚的に具現化させたのです。

 

次に演奏されたのは4thシングル『きみを探しに』よりC/Wの『そらほしひとつ』でした。今度は天井からの白い照明のなか、ステージの右上に先ほどのLEDがひとつだけ黄色に灯されていました。ステージに立つ彼女と真っ暗な空、そこにひとつだけ灯る小さな星。まさに「そらほしひとつ」の世界観を再現した演出。各公演毎において「初めてこのライブを観てくれる人のためにも、セットリストもそうなんだけど、ツイッターで星のネタバレとかはできればしないでもらえると嬉しいです。ただ、ステージのここに注目するといいよ!みたいな濁した感じなら!」(意訳)とMCで仰っていた南條さん。相当このバラードコーナーに懸ける想いがあったのでしょう。見事に『そらほしひとつ』の世界をパシフィコ横浜に再現し、最後にラブライブ!でも親交の深い畑亜貴さんより送られた『ヒトビトヒトル』をしめやかに歌い上げ、バラードコーナーを終えたのでした。

 

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バラードコーナーの様子です。

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残念ながら『ヒカリノ海』に観られるような演出の写真はありませんでしたが、2枚目の写真、南條さんの頭上のNマークを囲っているのが例のLEDです。

出典: 南條愛乃が創る“私の見え方” 声優として、アーティストとして、活躍を続ける彼女がパシフィコ横浜で見せたパフォーマンスとは | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

 

 

スポットを浴びるのは私じゃない

以前南條さんはあるインタビューの際にこのようなことを話していました。

ーソロ活動においてはもう引っ込み思案ではないと言っていいじゃないですか。

自分がセンターに立って、目立ちたいっていう欲はないんですね。ただ、こういうものをつくりたいなって考えた時に、被写体として自分が必要というか。私を撮って欲しい、私の歌を聴いて欲しいっていう方向性ではなく、この場所に私がいたら面白い写真になるんじゃないか、こういう歌い方をしたら面白い曲になるんじゃないかっていう意識なんですね。ーソロ活動の展開も気になります。

ライブから逆算したアルバムづくりをやってみたいな。自分が絵を描いていたからなのか、先にビジュアルが頭に浮かぶことが多くて。あとは私がキレイに写るというよりは、1枚の絵として雰囲気のある写真の見せ方も出していきたい。

出典: My Girl vol.8 "VOICE ACTRESS EDITION" インタビューより

以前よりカメラやイラストを趣味とされていた南條さん。そんな彼女だからこそ見えてきたステージがあると思います。今回の『ヒカリノ海』や『そらほしひとつ』の演出などはまさにその象徴たるステージだったのではないでしょうか?もちろん自身にスポットがあたる場面が多いものの、同時に自身をステージ演出の一部として、楽曲そのものを伝えるためのひとつのデバイスであるという考えがこのインタビューより見受けられます。前述の『きみからみたわたし』の幕が下りた状態での歌唱といった演出にも同様のことが言えますが、南條愛乃のライブを「1枚の絵」として見るとはこのようなことであり、それがバラードコーナーがライブ中に設けられたひとつの目的だと言えるでしょう。同時に、これが南條愛乃と他のメンバーの間にある「差異」のひとつだと言えます。

 

話は少し脱線しますが、1stアルバム『Blue』2ndアルバムの『夜、静かな夢』、そして3rdアルバムの『きみからみたわたし』の全てがゆったりとしたテンポのしっとりとした楽曲になっています。この3曲には全て南條さんのある想いが込められています。

物語の導入部分というか。ソロとしての第一歩であるアルバムの第1曲目だったので、ガツンとしたメロディーのあるものではなくて、インストっぽいもので幕開けしたいなと思っていたんです。

出典: ミニアルバム『カタルモア』でソロデビューを果たす南條愛乃の想いとは――発売直前インタビュー - ファミ通.com

静かな部分ですよね。アルバムを買って、再生ボタンを押すなりイヤホンをするなりの過程があるにせよ、日常の世界からアルバムの世界に入る入口がほしいと思うんですよね。1曲目からバン! って始まる始まり方も好きなんですけど、前作も今作もコンセプトがはっきり決まっているので、日常から離れてもらう意味もあって、ちょっとふわふわした感じで始まるようにしました。

出典: 南條愛乃さんNEWアルバム『Nのハコ』に込めたメッセージ | アニメイトタイムズ

 南條さんは全アルバム作品において、このような日常と音楽の世界の狭間を介する楽曲を制作しています。これはもちろん、ライブをひとつの「作品」として観るときにも同じことが言えるでしょう。日常生活とちょっとした非日常空間への導入。一介のファンである私が言うのも変な話ですが、南條さんのそんな気持ちを少しだけ知っていてください。

 

くっすんは南ちゃんが「やっぱりだいすき」 

このように観客を座らせ、サイリウムの消灯の願いをMCにて行なったのはμ'sメンバーのなかでは南條さんが初めてです。(ただし、三森すずこさんのライブにおいて例外アリ。)*3 このライブを受けて、同じくμ'sのメンバーである楠田亜衣奈さんは自身のイベントである「Eternal Precious Wave リリース記念LIVE」において『そらほしひとつ』と同様の演出を取り入れられました。

ひとり膝を抱えながら 夢のつぼみをあたためていた

まだ慣れない四角い空 星を探した 幾つもの夜

リリックにもある「四角い空」を表現するように、楠田さんは南條さんと同じく、沢山のLEDで星空を表現されました。

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楠田亜衣奈さんが表現された「四角い空」です。

出典: 私のわがままを叶えてくれ! 楠田亜衣奈さんZepp Tokyoライブ現地レポート|Nizista (ニジ★スタ) - 声優・アニメへ虹を架ける新メディア。

歌唱後、MCにて「この演出は他の声優さんのライブを参考にした」と話しており、客席からの「南條さん!」の声に、「みんな南なんちゃんのこと詳しいね!」と笑顔で話されていたそうです。ラブライブ!ではラジオ「のぞえりRadioGarden」にて一気に親交を深めたお二人。そんな楠田さんが南條さんにインスパイアされ、自身のライブにて同じ演出を再現されました。今後も相互に良い影響を与えていけるような関係であってほしいと、1人のファンとして願っております。

 

 

 

僕たちはあの日なにを受け取ったのか

前述のバラードコーナーは南條愛乃のライブを「1枚の絵」として魅せる目的があったという話ですが、私はここにもう一つの目的があったと考えています。ここからは確実に主観の話なので特にこれといった出典等はありません。

 

 

私は今回、彼女のライブにおいて、観客に「楽曲に対する100%の理解」を求めたことがバラードコーナーを設けたもうひとつの目的だと考えています。いわゆるライブ、特に声優さんのライブにおいてはサイリウムを振り、身体でリズムを刻み、何よりも「楽しむ」といったそこでの規範や主軸があります。しかし今回のバラードコーナーでは、一度それらを全て取っ払い、観客が落ち着いて冷静にステージに集中できるだけの雰囲気を作るためだったのではないでしょうか。ライブといったものに参加したことのある方ならば経験があると思うのですが、「めちゃめちゃ楽しかったしアガったけど、ぶっちゃけ何をやってたのかほとんど記憶がないんだよね。」といったことありませんか?私はあります。ライブ中は本当に楽しいのに、終わった途端にそれらの記憶が薄れていく現象。今回のライブでは従来の楽しみ方を残しつつも、あくまでも「ステージを観る」という行為のみに重点を置かせたことがこれまでとの大きな違いだと考えられます。もちろん演出を見やすくするため、観客席から光を消すためといった目的もあるでしょう。しかしそれ以上に、『ヒカリノ海』や『そらほしひとつ』でのLEDの演出により、楽曲の世界観を可能な限り理解してもらうという目的があったように私には思われました。

 

同時に、今回このコーナーで歌唱された『ヒカリノ海』『ヒトビトヒトル』の2曲はしっとりとしたメロディーの上に、とてもメッセージ性が強い、人生や生き方に関して謳っているリリックが乗った作品です。これらのしっとりとした楽曲のメッセージを最大限伝えるためにあのような演出を行なったと同時に、そのしっとりとしたテンポによって、我々リスナーは曲中で「考える隙間」を抱くことができます。自分だったらどうするのか、自分の今見ている景色はどんなものなのか…… 楽曲への理解を100%求めると同時に、考える隙間を抱くというのは一見するとダブルスタンダードな文章ですが、最大限楽曲の良さを伝え、そこから何かを考え、「楽しさだけではない何かに気づいて持ち帰ってほしいな。」というメッセージがあったのだと思います。これがバラードコーナーを設けたもうひとつの目的だと私は考えています。

 

以上のように、バラードが売りのひとつとなっている南條さん。もしかしたら、例えばバラードライブのようなイベントが開催され、客席では全席サイリウムを消灯する日が来るかもしれません。タイトルの通り、「南條愛乃が僕たちからサイリウムを手放させる日が来るかもしれない」という話です。と言いますか、実際にこれは「南條愛乃 Birthday Eve acoustic live event」*4で起きた現象です。その日はとりわけサイリウムの消灯などはアナウンスされていませんでしたが、観客はその規模の小ささとなごやかな雰囲気に、単純に音楽に体を預けるだけとなっていました。もちろん全編サイリウムを使わなかったわけではないものの、そんなライブもあったという話です。しかし、現在狭いライブハウスやアコースティックライブなどのイベントでは、極力サイリウムの使用を控えるようにといったアナウンスが出ているライブもあります。南條愛乃さんのライブの規模や、現在の持ち曲数、楽曲のジャンルなどよりそのようなことがあるのはおそらくないでしょうが、そんな日が来るかもしれないですね。私は座ってただ音楽を楽しむだけのライブも好きなので、南條さんのそんなゆったりとした、思わずコーヒーでも飲んでしまいたくなるくらいのライブが観れる日を待ち望んでいます。

 

 

コンセプトは「外からみた自分」

最終項「作品において自己を絶対化しないこと」に移ります。Nのハコ、良いアルバムですよね。内容については前述なのでここでは省きますが、本当によくできたコンセプトだと思います。さて、十人十色とはよく言いますが、ラブライブ!メンバーのそれぞれのソロアーティスト活動でも、各々が持つ様々な色が見受けられます。新田恵海さんであれば、1stアルバム『EMUSIC*5 において「シンガーとしての夢を叶えた」点、三森すずこさんは、2ndアルバム『Fantasic Funfair』において、昔からの憧れだったダンサーの夢を叶え、ライブをひとつの「パレード」として解釈している点でしょうか。どちらの例も、「自分」で「自己」を最大限フィーチャーしていますね。一方、南條愛乃さんは今作『Nのハコ』で明らかに自分から「自己」というものを出すことをしませんでした。これは逆説的に他人から見た「自己」というものをフィーチャーしているということなのですが、あえて作品において自分から表現することの意識を横に置きました。これが他のメンバーと彼女との3つ目の「差異」だと考えられます。

 

『東京1/3650』発売の際、インタビューで南條さんはこのようなことを話していました。

このアルバムは過去10年を振り返っていて、3650日の中の東京で過ごしたある1日、っていうテーマなんですけど、歌詞を書き終えたときにはほんとうにもう出がらしになって。すごいデトックスできたなって思ったんですよ。過去10年に思ってきたことや感じたことを出しきったというか。

 

今まで感じてきたことは、ほんとに無駄になってなくて。声優業って、無駄になるものは何もないなと思ってるんです。喜怒哀楽も全部引き出しに入って、キャラクターに還元できるので。その感情を自分のアルバムという形でひとつの作品にできたのは、すごい贅沢ですよね。自分が書いてきた日記が売り出されるみたいなものですから。

出典: 『CUT』 AUGUST 2015 No.358 ROCKIN'ONより

 『東京1/3650』の際は全13曲のうちなんと9曲を作詞した彼女。タイアップ楽曲以外の新規収録曲を全て作詞していました。まるで日記に綴られていたかのような彼女の想いを最大限に出し切ったアルバムの制作。そんな彼女は一年後の『Nのハコ』発売インタビューでは次のように語っています。

「みんなが私のことをどう見てるのか、なんか気になっちゃった」っていうのが一番の理由なんですけど(笑)、自分自身のアイデンティティが揺れていたというか、「今の私って何者なんだろう?」って考えるところはずっとありましたから。

出典: 南條愛乃「Nのハコ」インタビュー (1/4) - 音楽ナタリー Power Push

『Nのハコ』って自分自身が何なのか、人に教えてもらおうっていう、ある意味揺れをコンセプトにしているじゃないですか。 

出典: あのころの私と今の私――テーマは「南條愛乃はどう見えていますか?」『Nのハコ』インタビュー - BIGLOBEニュース

 『Nのハコ』では自分から自分を強く押し出すことなく、他者からの評価をコンセプトにした彼女。結局のところ自分というものを表現しているのに変わりはないのですが、それまでのプロセスがこれまでのμ'sのメンバーの生み出して来た作品とは大きく異なる点だと考えられます。これも南條愛乃と他のメンバーの間にある「差異」のひとつだと言えます。

 

余談とはなりますが、このインタビューで南條さんは続けてこのように言っていました。

『Nのハコ』って自分自身が何なのか、人に教えてもらおうっていう、ある意味揺れをコンセプトにしているじゃないですか。そんなゆらゆら揺れてる状態でも、ブレずに変わっていない気持ちがあるということを伝えたいなと思って。 

出典: あのころの私と今の私――テーマは「南條愛乃はどう見えていますか?」『Nのハコ』インタビュー - BIGLOBEニュース

こんなエピソードがあります。

.....「0-未来-」を川田まみさんにお願いするというのも、ストーリーがあるというか。

まみさんが今年で活動休止するのはもちろん知っていたんですけど、実感はなくて。川田まみさんに歌詞を書いてほしいという思いでお願いしたんですけど、お願いした後に、活動が終わっちゃうんだと改めて思って、ドキドキしながら歌詞を待っていたんです。活動休止決定に至るまでの考えもたくさんあったと思うんですけど「その決断をしたからこそ見えてる景色があるので、それを南ちゃんに伝えたい」と、草案とともにメッセージもくださって、感激しました。

アルバムの最後の曲は自分の歌詞にしようと思っていたんですけど、入れ替えようか最後の最後まで迷いました。

出典: あのころの私と今の私――テーマは「南條愛乃はどう見えていますか?」『Nのハコ』インタビュー - BIGLOBEニュース

 いい天気って、晴れの日を普通は指すけど、雨や雷や台風の日もある。でも、そんな天気でも、隣に君というファンというか、応援してくださる方がいてくれたら、今日は雨だったね、とか、雷すごかったね、とかそんな話をして、それが楽しい時間になる。一人じゃいやだなと思う天気も、一緒にいられたらいい天気なのかもなって思って。それで更新してないブログのタイトルにしたんですけど、その気持ちは"更新していなくても"変わってないよっていう(笑)。

出典: あのころの私と今の私――テーマは「南條愛乃はどう見えていますか?」『Nのハコ』インタビュー - BIGLOBEニュース

大先輩のつくってくれた曲と、自身の想いを伝えるための曲。アルバムの最後を飾るにふさわしい曲がどちらか悩み抜いた南條さん。結果、自身の曲を最後に選んだ南條さん。収録曲『idc』を作詞したKOTOKOさんも仰ったように「ふわふわしてるだけじゃないところがいい」南條さん。私が思うに、自分の曲を選んだのも、こんなに素敵なアルバムを作り、こんなに素敵な活動を行えているのも、南條さんが本当に強い人間だからだと私は思います。南條さんの期待にこたえられるような、「今日もいい天気だよ」と笑顔で言える一日を送っていきたいものですね。

 

 

あとがき

そんなわけで以上が南條さんに関するごちゃごちゃとした記述でした。思えば2010年にfripSideで南條さんと出会った私なのですが、これまで約6年の間とくにこれといって自分の南條さんへの気持ちを表現してこなかったため、今回のアドベントカレンダーの企画はいい機会となりました。南條さんの作品はどれも良いものばかりですし、ご本人が続けたいと願う限り、応援していきたいと思う所存です。また、今回この記事を作成するにあたり、多くのフォロワーさん方に情報提供の協力をいただきました。この場を借りてお礼申しあげます。ありがとうございました、Special Thanks. 最後になりますが、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。今後も何か書いていければと思っておりますので、その際は何卒。

 

 

 

ラブライブ!で共演されている内田彩さんに関しての過去記事です。発売日前に書き綴ったため少々歌詞の誤りなどもあるのですが、このまま残していたりします。よろしければ… 

amadamu.hatenablog.com

 

明日のラブライブ! Advent Calendar 2016 - Adventarの担当はくんすと (@kunst1080) | Twitterさんです。楽しみにしております。

 

*1:MIXという文化。地下アイドルオタク現場などでよく目にする。

*2:ちなみに5公演目の千秋楽は仙台公演でした。

*3:例外的に、2015年に行われた三森すずこさんの2ndライブ「Fun! Fun! Fantasic Funfair!」の演目『Heart Collection』の2日目と追加公演においてサイリウムの消灯が求められました。同演目ではプロジェクションマッピングを用いてステージにかかった薄い幕に映像を映し出すというものでした。しかし初日公演においてサイリウムの光によって映像が見えづらいという問題が上がり、翌日の公演よりサイリウムの消灯をライブ冒頭にて呼びかけるといったものであり、当初の予定はサイリウムの使用が認められていたと考えられています。

*4:南條愛乃ファンであれば誰もが知る伝説のライブ。渋谷のMUSIC EXCHANGEというライブハウスで行われ、アコースティックライブということで座席が置かれ、そのキャパは200人ほどだった。初めてのソロ活動でのワンマンライブにしては明らかにキャパが狭く、チケットは激戦で枕を濡らしたファンも多いと聞く。ちなみに私はちゃっかり参加してました。

*5:2015年10月21日に発売された新田恵海さんの1stアルバム。タイトルのEMUSICとは彼女の造語であり、「良い音楽」「笑みの音楽」「恵海の音楽」という意味である。